講座ビデオ「3765 逆算して結果を出すことの重要性」、「3768 内視鏡とメディカル翻訳」にてブログを取り上げてアドヴァイスを頂き、ありがとうございました。
管理人さんのおっしゃる通り、まず講座受講期間を逆算し、卒業時にこうあるべき、と自分で描いている目標に向かい、逆算して行動していきます。
現状、新年に立てた計画に沿って、今年度末となる3月をトライアル月間として進めていくよう学習しております。
状況に応じて、またスカイプなどでもご相談させて頂くこともあるかと思いますが、よろしくお願い致します。
現在内視鏡の対訳学習中で、今日3件目の対訳に入りました。
今回、対訳学習をする中で、やはり訳語の確定が難しいと感じました。
特に、今回は「配置」「配設」「配索」等の「配」を使った単語がたくさん出てきて、それぞれのシチュエーションでどの日本語で訳出するのが良いか、かなり迷うところもありました。
特に上記の意味の中国語に関しては、きっちり訳し分けしてある明細書と、全てが「设置」(設置する・取り付ける等の意味)と訳出してある(!)明細書などもあり、翻訳者の力量が垣間見られました。
「配索」は判断が付きやすいのですが、やはり「配置」「配設」は迷うところがありました。
調べたところ、
「配置」・・・それぞれの位置に割り当て置くこと
「配設」・・・それぞれの位置に設けること
とありました。
今一つ違いがはっきりしません。
「配設」はいわゆる特許用語のようです。
産業日本語研究会さんが「特許ライティングマニュアル」という資料を出されいてます。
こちら、特許翻訳を行う上で、非常に参考になりますので皆様にもシェアさせて頂きます。
古い資料はネット上を検索すると閲覧できるかと思いますが、内容も改訂されたものがHP上から申し込む事で無料でダウンロードできるので、最新版を入手されることをお薦めします。
この旧版の資料の、「H.難解「??」を避ける」の項に、
「配設する」→「配置し設置する」と平易に表現する。
というくだりがあり、やはり意味は同じなのかと思いました。
このように、特許用語が出てきた際は、きちんと記録に残して、次に出てきた際迷わないようにしています。
この「特許ライティングマニュアル」という資料、非常に面白く、読んでいると「あ~、あるある!」と思ってしまう表現が盛り沢山でした。
今まで読んできた明細書の中にも、このマニュアルに載っている、修正前の難解な特許表現で訳出された明細書もあれば、分かりやすく修正した修正後の表現で訳出された明細書もありました。
特に、「6.簡潔にする」の部分は、自分自身が訳出する際、よく行いがちな冗長な表現について述べられており、非常に勉強になりました。
今後訳出の際に気を付けていきたいと思います。
こちらの資料、ご覧になった事のない方は、一度ご覧になると良いかと思います。
お薦めです!