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40代主婦が中国語特許翻訳者を目指す記録
トライアル

【中国語特許翻訳】トライアル振り返り(2020/12/04)

トライアルを提出しました。
今回、初めてトライアル課題に挑戦しましたが、実際に行ってみて、イメージしていた点と違っていた事も多々ありましたので記録しておきたいと思います。

今回のトライアル内容

今回は産業翻訳のトライアルに挑戦しました。
文字数は1400字弱でした。
いつも学習している特許明細書は10,000字~20,000字ほどのボリュームがありますので、かなり少なく感じました。
しかし、文章は短ければ短いほど、情報量が少ないと言う事になるので、理解が難しくなりがちです。
内容も具体的には書けませんが、中国語だけに古典からの引用も、また現代の流行語も、共に多数使用されており、初見で意味が取れない部分もありましたが、概要はつかめたのでホッと一安心。
普段の学習時から、翻訳工程リストを作成してチェックしながら行っていますので、今回も普段に倣い、焦らないように一つ一つ作業を行いました。

実際に訳出して思った事

今回一番迷った事が、「どこまで意訳して良いか」と言う点でした。
普段の特許翻訳の学習ではそもそも意訳と言う概念はなく、原文を正確に訳出することを心掛けています。

ただ、ことわざや古典からの引用は、作者が伝えたい事をはっきりと言い表すのではなく、婉曲して表現される場合が多く、そのまま原文通りに訳してもその作者の意図が伝わらない事が多々あると思います。
そもそも、例えばことわざでも、そのことわざの意味を知らなければ、文意を想像する事もなかなか難しいと思います。
読み手に作者の伝えたい事をどう分かりやすく的確に伝えるか、がポイントだとは思うのですが、果たしてどこまで意訳して良いのか、と言う見極めが今回本当に難しかったです。

また、流行語のような言葉については、その言葉自体を知らなければ直訳してしまい、ニュアンスは全く伝わらないでしょう。
このような事から、普段からニュースや読み物等を利用して、中国語に触れる時間をもう少し取っていかなくてはならないと思いました。
現在はニュースを中国語で読んだりしますが、ザッと流し読みして大意が取れれば良い、と言う程度で、言葉を一つ一つ吟味してはいません。
また、読む場合でも自分の仕事に関わる内容を選んで読んでいるので、正直偏りもあります。
毎日短い時間でも、分野も偏らないように、中国語に接する時間を作っていきます。

実際、最初のたたき上げとしての全体の訳出はそんなに時間が掛からなかったのですが、当然あやふやな部分が何点かあり、推敲にとても時間が掛かりました。
調べて、その時に一番しっくりくる訳語をあてるのですが、一晩おいて次の日に全体を通して読むとなにか違和感が・・・・・・。
その繰り返しでした。
学習時であれば、見切りも早いのですが、トライアルとなるとそうもいかず、しかし最後にはどこかで見切らねばならず、この辺の塩梅もやはり経験を積む事により培われていくのかと思います。

訳出以外の事について

以前より、講座のビデオを視聴しながら、少しづつ色々なフォーマットを作成していました。
翻訳工程リストは学習時より使用していますが、今回トライアルを行い、やはり学習と違う、と感じたことを記録しておき、今後のために早速リストを改善しました。
実際トライアルを行ってみないと気付けないような事が多々あり、やはり経験してみないと成長できないな、と思いました。

今回のトライアルでコメントの付け方も色々考えました。
普段の学習では、Tradosにコメントを付けて終わっていましたが、そうでない場合のコメントの付け方に慣れていなかったので、あれこれ調べ自分なりに考えてコメントを付けました。
付けた方が良いのか、付けない方が良いのか迷ったものもあり、見極めが難しかったです。
ただ、自分がチェッカーの立場であれば、このようにコメントを付けておけば、「なぜ、この部分を、このような内容で訳出したか、出典はどこか」が理解でき、確認も最小限ですむかな?と言う事を念頭に記載しました。
コメントの付け方が正しかったのかは分かりませんが、今後はコメントの付け方にも注意しながら学習を行っていきたいと思います。

校正方法について

校正に関しても、今まで学習中に行ってきた校正はやはり気を抜いていたと思いました。
自分ではキッチリやっていたつもりでしたが、今回トライアル時に行った校正で、何度も校正を行い、今までのやり方では甘かったと分かりました。
特に同音異義語が紛らわしく、Just Right!などのチェックもすり抜けてしまい、最初の校正時は気付きませんでした。
推敲も兼ねて何度も校正を行いましたので、気付けて良かったと思いますが、やはり作業の精度が甘すぎます。
また、自分の変換のくせなども分かり、スタイルガイドと照らし合わせながら何度も確認を重ねました。
その点も踏まえて、新たに校正のチェックシートも作成しました。

以上、ザックリと今回のトライアルで気付いた事を記載しました。
反省する点が多々ありますが、今回トライアルを受験して思ったのは、
「やっぱり翻訳って楽しい!」
と言う事です。
まあ、実際納期に追われて仕事をするようになればそのような事は思わないのかもしれませんがw

引き続き、トライアルに応募しながら、一旦中断していた特許明細書の学習に戻ります。



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