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40代主婦が中国語特許翻訳者を目指す記録
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語学スクールを選ぶ時の注意点(前編)

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私は某語学スクールで中国語講師をしていました。

今日はその時に感じた事を少し書きたいと思います。

長くなってしまうので、2回に分けて書きたいと思います。

皆さん、語学スクールを選ぶ基準はなんでしょう?

通いやすい、料金、レッスン日時が都合と合うか・・・

大体そんなところだと思います。

でも、少し待って下さい。先生を重視していますか?

はっきり言います。スクールの先生は本当に色々な先生がいます。

今でもよく覚えているのですが、私が某大手語学スクールで働いていた時の事です。

そのスクールはスクール独自のメソッドを持っており、講師は定期的に研修を受けることになっていました。

ある日、その研修に参加した時のことです。

同じ中国語の講師の一人に驚愕しました。

発音、板書、文法理解、教え方・・・

メソッドがあるのに、その内容に沿って確かに教えているのに、とても分かりにくいのです!

特にひどいと思ったのは発音です。学習中の大学生かと思うような発音で、正直生徒さんが気の毒になってしまいました。

中国語学習において、特に初学者は発音に関しては最初にキッチリ身に付けたい内容です。なぜなら間違った発音を一度身に付けてしまうと癖が付いてしまい、直すことがとても大変なのです。

私達日本人講師の良い点は、同じ日本人だからこそ間違えやすいところを、分かりやすく具体的に例を示しながら教えていける点にあります。

確かに発音などはネイティブの先生について学ぶという方法もあります。

耳から覚える小さな子供にはある程度有効かとは思います。

しかし大人の学習に関しては、基礎は日本人講師から学ぶ方が早道だと思います。

実際私も大学生の時に中国人のネイティブの先生に発音を直してもらったことがあります。

何回も何回も同じ発音を繰り返し、ある時は「好(ハオ)」←良いの意味、またある時は「不好(プーハオ)」←良くないの意味、と言われ、私自身はずっと同じ様に発音をしているので全く何が良くて何が間違っているのか分からなかったのです。

当然その様な状況では発音も改善するわけがありません。

私はその後、国語(中国語)の現役教師の中国人の先生から、漢詩や歌、小説などを通して発音を矯正してもらいました。

ただ一部分の発音だけを取り出して練習するのではなく、前後の音が変わってもそれに引き摺られることなく、正確に発音できるよう様々なパターンで学習したのです。

先生が外国人に対して発音などを教える勉強をしていた事と、私がある程度中国語を理解していたので先生の説明が理解でき具体的に改善出来たから矯正できたと思っています。

それでも矯正に掛かった時間はもったいなかったと今振り返ると思いますし、最初からきちんと学んでいれば良かったと後悔しました。

わざわざスクールに来て、中国語を学習しようとしている生徒さんに最初にきちんと基礎を教えてあげられない講師。

あなたがスクールで学んだ方が良いのでは?と思ってしまう実力の講師。

かと思えば、中国語ネイティブでありながら、日本語も上手く、二ヶ国語を織り交ぜながら的確にテンポ良くレッスンができる講師。

本当に色々な先生がいるのです。